いつも遊んでる大人の記録

日記とかって、自分のテンションも分かりやすいから手書きの方がすきだなあと思うし、毎年日記帳も買ってたりするけど触る習慣がつく前に忘れちゃうから、もう諦めてスマホで日記つけちゃう。

知らない腕

お昼休み、久しぶりにテレビを見た。なんで久しぶりかというと、家でテレビを全くと言っていいほど見ないから。ぼくんちのテレビは朝のアラームとゲーム画面の係りでしかないんですよ。朝6時からの数十秒間と、猛烈にkhシリーズをしたくなってps4を起動する時くらいしか役目がない。まじでかわいそうだな、テレビとして生まれてきたんだから電波くらい受信させてやれよ。そんなわけで普段テレビを全然見ないし、通勤時は寝るか、好きなライターさんやアーティストさんの記事を読むか、こうしてここに今日思ったことを述べつ幕無しにザラザラ書くかしているので、ネットニュースも滅多に見ない。あーあ、社会人失格とかいわれるんだろうな。いいよ、言ってこいよ!わかってっからよォ!!!!で、世の中のニュースに著しくうといために、九州が水害で大変なことになってるのを知らなかった。ああいうニュースを見ると本当に心が痛むんだけど、傷んでる自分ってそれ現実味がないってことなんだろうから、それがものすごく怖くなっていつかの何かに無防備なことに怯えてしまう。いつかの何かの備えがない、心も物理的にも。急に奪われるんだなっていうのが画面越しでも十分伝わって怖い。昨日ナウシカ見たところだったから、住宅地に流れ込む濁流を見て、まるで何もかもをなぎ倒した王蟲のようだと思った。しかしまあ、心配だとか心が痛むとかいっておいて、結局のほんとのところは自分ごとの範囲内に置き換えて自分の話をしてしまうんだから、この痛む心は100%他人のためでないんだろう。嘘っぱちだ。ボランティアに行くことはすごいことだと思うけれど、それが100%他人のためを思う心からできてるとは思わない、とひねた私は思ってしまう。それと似たかんじだ。偽善も善もないので、単純にもうひとりのボクが「心が傷む?嘘つけ」と野次ってきているだけです。

コメンテーター枠で橋下さんが出ていた。自分のときはどうしたこうしたっていう話をふんふんと聞いていたんだけど、途中から声の出し方というか抑揚というか、どんな順番で話すとかの内容のほうの話し方ではなくて、音のほうの話し方にものすごい既視感を感じた。誰だこれ……と思っていたら、心配になって連絡していたお父さんからLINEが返ってきて、あーお父さんにそっくりなんだと気づいた。今度からもうちょっと耳を傾けるかもしれない。そんなもんだよな、ニュース見て感じることなんて。

一昨日、よく知りもしない男と電話をしていて、どんな異性が好きかという話になった。そもそもこの男とは初っ端から話しをするタイミングが自分とは全ッ然合わねーなと感じていて、開始早々電話することに承諾したのを後悔したくらいだったから、その上さらに答えるのが難しくてめんどくさいこんな質問を遠慮なく聞いてくることに嫌気が差した。嫌気どころかもう、苛立ってたと思う。どこにイラついたか特筆するなら、全てにクソつまらんボケをねじ込んでくるところ。愛想笑いするのもめんどくさいくらい、1言ったら10くらいの量で小ボケを突っ込んでくる。クソおもんない平々凡々というか小学生でももっとおもろいこというぞみたいなボケを自信満々にかましてくるので、まじで被った猫が一瞬で灰になるレベルだった。(ただ苛立った反面、自分もよく友達の話から飛び火してボケ倒すし自分の話にしてしまうということにハッと気づいてゾッとした。こんな思いをさせないように上手いこと話したいもんです。気をつけます。)あんまりにもイライラしていたので、嫌味も込めて「話のテンポが合う人ですかね」と言ったろかと思ったけど、こんなやつには遠回しな言い方で伝わるわけないし、そもそもイライラしているのはこちらだけで何も向こうにお伝えはしていないし、やめた。大体好みとかそんなもん異性どころか人間全員含めて具体的にどんな人がって言葉で説明できるわけねえだろ自分のいままで見てきた人たちと今の自分と周りの人とで人間観なんか形成されてんだから要はタイミングとフィーリングがすべてなんだよ!!!と、だんだんだんだん怒りのクシャナに呼ばれて己の中の巨神兵が丘から姿を出しそうになってしまい、いかんこれは、と思って真面目に考えてみた。それで気を紛らわした。どんな異性が好きか。いやもう全然わからんくて、仕方ないから今まで好きになった異性から逆算することにした。そしたらね〜〜〜〜ひとつ行き着いた答えがあったんですよ!!!!野党の野次によって話したいようにしゃべらせてもらえない与党の、一周回って野次に付き合うますよとなる瞬間があるならこんなかんじなのではないだろうか。なんにせよ、ほんの数日のやりとりで「ねーねー」とか言ってくる男はこれっぽっちも好きになれない。自分のことを可愛いと思っている男とは仲良くなれない。いや、語弊がある。可愛くないのに、可愛いこぶってる男は嫌いだ。ちなみにかわいこぶる女は大好きだ。

自分の中で、好きな腕が確立しているらしかった。どんな腕が、と言われたらぱっとイメージ図が出てくるくらいに。肘から指先までの形とか、腕や指のしぐさに好みがある。できれば長い腕の方がよい、短いくらいなら長い方がいい。で、色が白くて、どちらかというと毛が薄くて、細身なんだけど肘側の筋肉ががっしりしているかんじの、血管がうっすらうきだっているような腕。体に似合わず意外とがっしりしているともう、もう、もう、ごめんキモいけど、も〜だめだ、ものすごく好きだ。その他の容姿が補われるくらいすきだ。指も長い方がすきではあるけど、手首から先の手にはそこまでこだわりがない。どうせ私の方が手は小さい。それに大体そんな腕をしていてクリームパンみたいな手をしている人は、電車に乗っていても見かけたことがない。(思えばいつもぼーっと電車になっているときはサラリーマンさんたちの腕を見ていたことに気づきました。)形としてはそんなかんじだった。いままで自分が好きになった男の腕をこんなにしっかり覚えてることに初めて気づいてちょっと笑ったし、見た目の具体的すぎる好みがあることに魚とか鳥とかを思い出して、私も生き物で動物なんだなとおもった。

それから、指の動き。これはもう、理想を語るのが難しいから自分の好みではないほうの話しかできないんだけど、たとえばメニューを見るときとかのうごき。それから鉛筆とか花火とか、細長いのを触る時に顕著に感じる気がする。挙動不審な動きがあるんだな。手を繋ごうとするのかとかの、相手にふれるようなときは別。なんならきっと私の方が挙動不審だろう。で、悲しいかな、好きになってくれて告白され「まあ嫌いではないしなぁ」と思って付き合ったけど全然好きになることができなかった男たち(そんな数えるほどいないけど)は、どいつもこいつも指が挙動不審だった。まじで。他は別にそんな特筆するほど変な動きはしてないんだけど、指だけ変なんだよ。いやもう挙動不審て言葉が自分の中でしっくりき過ぎてわろてまうわ。

そんな気づきがあった知らない男との電話だった。もちろん伝えました、腕がかっこいいひと、と。どんな?と聞かれたから、長くてちょっとたくましい、と答えた。そしたらクソ小ボケはなんと言ったでしょうか。ネクストコナンズヒーーーント:船長